東京モノレール、67年分の利益が消し飛ぶ608億円の赤字を計上(2020年度)


東京モノレール株式会社が、2020年度(経済用語では2021年3月期といいます)の決算を発表しました。

それによると、今期の売上高は59億1300万円、純損失(赤字)額は608億7300万円、利益剰余金(これまで貯めているお金のこと)は▲439億8900万円と、今期の未上場鉄道会社では最も大きい赤字を出しています。

 

昨年度との比較

当期純利益 利益剰余金
2018年度 10億6000万円 160億1900万円
2019年度 8億6400万円 168億8400万円
2020年度 ▲608億7300万円 ▲439億8900万円

67年という年数は2018・2019年度の平均値から書きましたが、前年度の利益で換算すると75年分がまるまる吹っ飛んだ格好です。

利益剰余金も一気に赤字へと転落しています。

 

赤字の中身は…

東京モノレールは、JR東日本が79%の株式を保有する子会社にあたります。

JR東日本は今期5779億円の赤字を記録していますが、その10%近くにあたる数値はこの東京モノレールが出していたことになります。

 

今期はコロナウィルスの影響で羽田空港への輸送量が激減したことも要因(営業収益に対し営業費用が大きい)のようですが、特別損失が非常に大きなウェイトを占めていることから、何かしらの減損処理があったものとみられます。

ターミナルである浜松町駅の1日平均人員は、11万人から5万人へと半減しています。

 

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