【決算】あいの風とやま鉄道、2017年度は900万円の純利益(黒字)を計上

北陸新幹線開業に伴ってJR西日本から富山県内の鉄道旅客事業を受け継いだあいの風とやま鉄道株式会社が2017年度(経済用語では2018年3月期といいます)の決算を発表しました。

それによると、今期の売上高は56億5700万円、純利益(黒字)額は900万円、利益剰余金(これまで貯めているお金のこと)は6000万円でした。

 

特別利益で今期は黒字化

 

出典:http://ainokaze.co.jp/7321

あいの風とやま鉄道のは売上高を示す営業収益よりも営業費用…すなわちコストが上回っている状態で、営業損失として4800万円を計上していますが、特別利益が17億1200万円ありここで持ち直しています。

この特別利益が何を指しているのかですが、これは国や自治体からの補助金と思われます。

あいの風とやま鉄道の第6期営業報告では、特別利益のうち16億5772万円を補助金として、5430万円を工事負担金等受入額として計上しています。

主要株主としては富山県や富山市、沿線自治体に加えて同じく富山に地盤を持つ同業他社である富山地方鉄道、富山財界メインである北陸電力、北陸銀行、インテック、YKKなどが面々を揃えています。

 

主要株主

富山県…50.4%
富山市…14.0%
高岡市…3.9%
射水市…1.66%
北陸電力…1%
北陸銀行…1%
インテック…1%
YKK…1%