【決算】広島東洋カープ、2020年度は29億円の純損失(赤字転落)

セントラル・リーグの野球球団「株式会社広島東洋カープ」が、2020年度(経済用語では2020年12月期といいます)の決算を発表しました。

それによりますと、今期の純損失(赤字)額は29億3400万円利益剰余金(これまで貯めている預金や不動産などの資産)は56億5600万円でした。

 

年度比較

決算年度 純利益 利益剰余金 総資産
2019年12月期 4億8700万円 87億1100万円 143億8200万円
2020年12月期 ▲29億3400万円 56億5600万円 157億3300万円

※万円以下は切り捨て
※▲はマイナスを表す

 

経営面は非常に堅実

広島東洋カープは1975年から39年間に渡って黒字を積み上げていましたが、コロナウィルスの影響が甚大なのか、今期は赤字転落となりました。

 

資金繰りに苦悩した歴史的経緯や特定の企業傘下に入らない市民球団であるからか、経営に関してはかなり堅実です。

詳しい内容はウィキペディアに記載がある他、熱狂的な広島カープファンでもあった中沢啓治氏の「広島カープ誕生物語」にもその描写が見られます。

残念ながらV4とはなりませんでしたが、2018年まで3年連続のリーグ優勝を達成してファンを熱狂の渦に巻き込み、ますます広島市民から愛される球団です。

 

 

参考文献

TKCグループ「広島カープの黒字経営」、2014年7月号