JR西日本系の建設企業である大鉄工業が、2020年度(経済用語では2021年3月期といいます)の決算を発表しました。
それによると、今期の売上高は1005億1400万円、純利益(黒字)額は39億1900万円、利益剰余金(これまで貯めているお金のこと)は591億7500万円でした。
本社は西中島
大鉄工業は1942年に設立された、鉄道建設系の企業です。
そのルーツは大阪鉄道局の国鉄関係施工業者の集まりで、現在は大阪鉄道局を受け継いだJR西日本が36%の株式を保有する連結子会社となっています。
鉄道関連工事にはその名が見え、お膝元の大阪駅はもとより、金沢駅西口ビルや余部鉄橋、台湾新幹線なども手掛けています。
尚、鉄道会社直下の建設企業は他JRでもあり、
・東鉄工業、第一建設工業 – JR東日本が筆頭株主
・名工建設 – JR東海が筆頭株主
・九鉄工業 – JR九州が筆頭株主
などがある他、同じJR西日本系でも「広成建設」という別会社が存在しています。