京都市北部で鉄道事業を営む京阪ホールディングス傘下の叡山電鉄株式会社は、2023年度の決算を発表しました。
それによると今期の純利益(黒字)額は2億8300万円、利益剰余金(これまで貯めているお金や土地資産などのこと)は16億9900万円となりました。
前年度との比較
当期純利益 | 利益剰余金 | |
2021年度 | 600万円 | 12億2000万円 |
2022年度 | 1億9500万円 | 14億1600万円 |
2023年度 | 2億8300万円 | 16億9900万円 |
前年度との比較。3年連続の黒字決算となっています。
2020年7月に台風の影響で土砂崩れを受け、鞍馬~市原間が1年にわたって不通となり、観光地である鞍馬へのアクセスが寸断されたことで大きく減収の影響を受けました。
京福から京阪へ
叡山電鉄は、出町柳~鞍馬・八瀬比叡山口間を結ぶ鉄道事業者です。
元々は京福電気鉄道の傘下でしたが、2002年から京阪電鉄が株式100%を保有する親会社となり、その後京阪ホールディングス傘下となっています。
1997年にデオ900形「きらら」の投入が行われた後は長らく変化がありませんでしたが、2018年にデオ700形を改造した「ひえい(732号車)」の運行をスタート。
そのインパクトはすさまじく、公式サイトがサーバー落ちした程の反響をもって迎えられました。
現在もデオ700形の更新工事は進んでおり、「ひえい」ほどではありませんがガラリと印象を変え整美な顔つきとなったデオ700形が増えています。