福井鉄道、5976万円の赤字計上(2021年度決算)

福井市・越前市を地盤とする福井鉄道株式会社が、2021年度の決算を発表しました。

それによると、今期の売上高は30億5471万円、純損失(赤字)額は5976万円、利益剰余金(これまで貯めているお金や棚卸資産、土地の評価額などのこと)は▲4億372万円でした。

 

前年度との比較

当期純利益 利益剰余金
2020年度 ▲2億1803万円 ▲3億5173万円
2021年度 ▲5976万円 ▲4億372万円

前年度との比較。1年あたりの赤字額は縮小していますが、利益剰余金はマイナスのままです。

純利益が復調となったのは、「設備関係の補助金やコロナ対策の補助金によるもの」としています。

 

福井鉄道は、田原町~福井駅~越前武生間を結ぶ鉄道会社ですが、鉄道事業の他、バス事業、石油・ガス販売事業、不動産事業を手掛けています。

2016年には「フェニックス田原町ライン」として、えちぜん鉄道と福井鉄道との相互直通運転を開始。

2024年には北陸新幹線の福井・敦賀開業が見込まれており、直結するえちぜん鉄道は今後更に乗降客数が増加するものと思われます。

 

関連リンク

えちぜん鉄道、5800万円の黒字計上(2021年度決算)

 

参考文献

福井鉄道「有価証券報告書