北越急行、赤字9.4億→有価証券で2.5億をカバー(2025年度)

在来線最速の160km/hを出して鉄道ファンの記憶にも強く残る北越急行株式会社が、2025年度の決算を発表しました。

それによると、今期の売上高は4億9191万円、本業での純損失(赤字)額は9億4140万円、利益剰余金(これまで貯めているお金のこと)は27億8882万円でした。

後述しますが、ここに投資での利益2.5億円を計上しており、最終的な決算は6億円の赤字に留まっています。

 

「はくたか」が去って10年

鉄道ファンには有名な北越急行。白銀の中を真っ赤な681・683系「スノーラビット」が突っ走っていた勇姿は、誰しもが知るところですね。

北陸新幹線開業に伴って首都圏⇔北陸圏のメイン輸送を同線に移し、活躍していたスノーラビット編成はJR西日本に売却。2015年ではくたかが運行終了して、今期で10年目となりました。

5年前にお伝えした時には54億円の剰余金があったものの、今期は27億円と半分近くに落ち込んでしまいました。

 

投資について

北越急行は、「はくたか」運行時代にため込んだお金で運用を行っている鉄道企業として有名な存在です。

今回の決算書を見ると投資の元金額は59億円で、今期の運用収入は2.5億円とのことでした。

勘定項目が「有価証券利息」となっていることや、注記内に「信用格付けの高い債券を中心に購入しております」とあることから、公債や信用のある民間企業(電力会社など)の債券で収入を得ているものとみられます。

株の場合は「受取配当金」として計上されます。

 

 

関連リンク

機関投資家の北越急行、赤字7億を計上も有価証券で1.3億をカバー(2020年度)

 

参考文献

北越急行「第42期 決算公告