
四国旅客鉄道(JR四国)株式会社は、2024年度(2025年3月期)の決算を発表しました。
今回の発表によると売上高は552億円、黒字か赤字かを示す「親会社株主に帰属する当期純利益」は、33億円の黒字決算となっています。
ただしこの額は国からの補助等、合計182億円を含めた数字で、営業利益としては130億円の赤字となっています。
概要・比較
売上高 | 営業利益 | 純利益 | |
2024年度 | 552億円 | ▲130億円 | 33億円 |
2023年度 | 533億円 | ▲116億円 | 35億円 |
過去との比較。売上高ベースで3.7%の増収率となっています。
部門別
セグメント(部門)別に見ると、以下の通りとなりました。
【各部門の営業利益】
運輸業:▲140億円
飲食・物販業:1億円
ホテル業:4億円
建設業:13億円
駅ビル・不動産業:▲6億円
ビジネスサービス業:2億円
運輸の赤字に対して、他部門の黒字が追い付いていない感がすごいですね…。

今期は高松駅に開業した「TAKAMATSU ORNE(高松オルネ)」ビルや「JR松山駅だんだん通り」などが牽引したようです。
また資料によると、JR四国もサーモンの陸上養殖事業を始めるようです。JR西日本みたいに「養殖屋」って言われそうですね
関連リンク
参考文献
四国旅客鉄道株式会社『2024年度 期末決算について』、2025年5月12日