香川県の高松市をメインに運行する「ことでん」こと高松琴平電気鉄道株式会社が2017年度(経済用語では2018年3月期といいます)の決算を発表しました。
それによると、今期の営業収益(売上高)は35億円、純損失(赤字)額は1億6300万円、利益剰余金(これまで貯めているお金や棚卸資産、土地の評価額などのこと)は5億3100万円でした。
前年度までは黒字計上でしたが、今期は赤字転落となっています。
前年度との比較
売上高 | 当期純利益 | 利益剰余金 | |
2016年度 | 34億7600万円 | 1億4400万円 | 不明 |
2017年度 | 36億円 | 1億2500万円 | 6億9500万円 |
2018年度 | 35億600万円 | ▲1億6300万円 | 5億3100万円 |
高松琴平電気鉄道は関連会社である「コトデンそごう」の経営危機を受けて、2001年に民事再生法を申請、新たに「ことでん」として加ト吉の支援を受けて経営再建を成し遂げた過去があります。
現在でも株主に加ト吉元社長である加藤義和氏などが名を連ねています。
【追記】減益は複線化工事の影響?
新駅自体は高松市の請願駅なのでことでんの負担は無いのですが、複線化費用(約6億)が響いた感じですね pic.twitter.com/ARvmUzkE3v
— 讃岐の阪急電鉄 (@TKR1305) June 21, 2019
この記事を見た地元の方にご教示頂いたのですが、今回のことでんの減益は複線化工事(6億円)による費用が嵩んでいることが要因にあるのではないか…という指摘を受けました。