
西日本鉄道株式会社は、2024年度(2025年3月期)の決算を発表しました。
今回の発表によると売上高は4434億円、黒字か赤字かを示す「親会社株主に帰属する当期純利益」は、208億円の黒字決算となっています。
概要・比較

売上高 | 営業利益 | 純利益 | |
2024年度 | 4434億9500万円 | 266億5500万円 | 208億1000万円 |
2023年度 | 4116億490万円 | 258億7700万円 | 247億2300万円 |
過去との比較。売上高ベースで7.7%、営業利益ベースで3.0%の増益率となっています。
一方、純利益は前年度比▲15.8%と減少しました。この理由については、固定資産売却による損失計上が理由のようです。
部門別
セグメント(部門)別に見ると、以下の通りとなりました。
【各部門の営業利益】
運輸業:49億円
不動産業:97億円
流通業:6億円
物流業:38億円
レジャー・サービス業:59億円
今年はバスの運賃改定や、旅客数の回復による運輸業は増収増益。
不動産事業も、天神ビッグバン計画の1つである「ONE FUKUOKA BLDG」の竣工により、増収効果をもたらしています。
この他、興味深いことに他社ではあまり見られない国際物流業が、西鉄事業の核となっています。
営業利益が多い順に、不動産・運輸・物流の3本柱となっており、売上高ではJR九州と遜色のない規模を誇ります。
関連リンク
参考文献
西日本鉄道株式会社「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」