大阪港トランスポートシステム、1.3億円の黒字を計上(2024年度)

現在夢洲～コスモスクエア間で鉄道事業を行っている株式会社大阪港トランスポートシステムが、2024年度の決算を発表しました。

それによると、今期の売上高は3億4198万円、純利益（黒字）額は1億3870万円、利益剰余金（これまで貯めているお金や土地資産などのこと）は48億5224万円でした。

昨年度との比較

過去５年の比較。夢洲工事の関係か、当期純利益は前年度より減少しています。

大阪万博による夢洲へのアクセス効果は、来年度の決算発表で明らかとなります。

OTSは、第三種鉄道事業者として大阪港～コスモスクエア～中ふ頭間、および夢洲～コスモスクエア間の施設を保有し、Osaka Metroより線路使用料を受け取っている所謂「トンネル会社」ですが、かつては全て自社で運行まで行っていました。

新20系をベースに、海をイメージしたマリンブルーが塗装されているなど大阪市交通局車両とは差別化されていました。

現在も歴史的経緯からコスモスクエア～夢洲間は第一種鉄道事業者ですが、全列車の運行をOsaka Metroに委託しており、自社では車両を持たない特異な例となっています。

この鉄道事業の他、大阪南港トラックターミナルの管理や流通倉庫の管理などを行っており、こちらのほうが主力といえそうです。

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大阪港トランスポートシステム「決算状況（令和6年度）」