夢洲駅の大阪港トランスポートシステム、1.8億円の黒字を計上(2025年度)

夢洲~コスモスクエア間で鉄道事業を行う株式会社大阪港トランスポートシステムが、2025年度の決算を発表しました。

それによると、今期の純利益(黒字)額は1億8588万円、利益剰余金(これまで貯めているお金や土地資産などのこと)は50億3813万円でした。

 

昨年度との比較

当期純利益 利益剰余金
2021年度 1億6605万円 41億9484万円
2022年度 2億9651万円 44億9135万円
2023年度 2億2218万円 47億1354万円
2024年度 1億3870万円 48億5224万円
2025年度 1億8588万円 50億3813万円

過去5年の比較。

万博があった割には思ったより…な数字ですが、OTS自体は大阪メトロからの施設利用料が固定だからなのかもしれませんね。

その証拠に、鉄道事業の売上高は8億円とキリの良い数字になっている他、大阪メトロの有価証券報告書ではコスモスクエア~夢洲間で7億1900万円、大阪港~トレードセンター前間で8100万円の賃借料が計上されていて、それと一致します。

この契約は、2044年度までの20年間に渡るものです。

 

解説

OTSは、第三種鉄道事業者として大阪港~トレードセンター前間、および夢洲~コスモスクエア間の施設を保有し、Osaka Metroより線路使用料を受け取っている所謂「トンネル会社」です。

かつては全て自社で運行まで行っていましたが、現在は施設の建設・管理だけに徹しています。

 

歴史的経緯からコスモスクエア~夢洲間は第一種鉄道事業者ですが、全列車の運行をOsaka Metroに委託しており、自社では車両を持たない特異な例となっています。

この鉄道事業の他、大阪南港トラックターミナルの管理や流通倉庫の管理などを行っており、不動産管理事業として今期は13億6282万円の売上(1億5075万円の利益)があります

 

 

前年度リンク

大阪港トランスポートシステム、1.3億円の黒字を計上(2024年度)

 

参考文献

大阪港トランスポートシステム「決算状況(令和7年度)

大阪市高速電気軌道「第9期 有価証券報告書