嵐山のトロッコ列車を運営する嵯峨野観光鉄道株式会社が2020年度(経済用語では2021年3月期といいます)の決算を発表しました。
それによると、今期の純損失(赤字)額は2億9654万円、利益剰余金(これまで貯めているお金や棚卸資産、土地の評価額などのこと)は6億3798万円でした。
前年度との比較
当期純利益 | 利益剰余金 | |
2018年度 | 2924万円 | 8億8980万円 |
2019年度 | 4472万円 | 9億3453万円 |
2020年度 | ▲2億9654万円 | 6億3798万円 |
前年度との比較。大幅な赤字転落です。
インバウンドで人気も…
嵯峨野観光鉄道は、JR西日本が100%株式を保有する子会社です。
国鉄→JR西日本がかつて保有していた風光明媚な旧嵯峨野線の区間を有効活用した路線で、DE10型のディーゼル機関車(1104・1156号車)が何両かのトロッコ客車(SK形)を牽引して走る観光型鉄道です。
2019年度まではインバウンド観光客の恩恵を受け、列車は常に満員…という状態でしたが、コロナウイルスの影響が大きくなった2020年度は予想通り赤字転落でした。
それにしてもここまでとは…
前年度