愛知県の枇杷島~勝川間で城北線を運行する東海交通事業株式会社が、2017年度(経済用語では2018年3月期といいます)の決算を発表しました。
それによると、今期の純利益(黒字)額は1億200万円、利益剰余金(これまで貯めているお金のこと)は14億7600万円でした。
東海交通事業はJR東海の子会社で、 城北線の運営を担当しています。城北線はディーゼルの1両編成の車両が40分間隔程度で行き来する閑散路線ですが、利用客が少ない割には意外と好調な決算内容で驚きました。
おそらくはJR東海の駅業務の半数を受託することで委託料が支払われている他、決算内容を見ると鉄道施設部分を保有しておらず、建設費を支払う必要がないことも一因にあるようです。(旧鉄道公団が保有してそれを東海交通事業が借入ている形?)
この路線が枇杷島・勝川という中途半端なところで止められているのは、こういった事情もあるようです。2032年まではこのままでの運行となるのでしょうか。