日本のLRTのパイオニアであり全国各地へライトレール・LRVを普及させる起爆剤となった富山ライトレール株式会社が2017年度(経済用語では2018年3月期といいます)の決算を発表しました。
それによると、今期の純利益(黒字)額は1500万円、利益剰余金(これまで貯めているお金のこと)は▲700万円でした。
2006年に開業した富山ライトレールは、森富山市長の肝入りで再開発された路線です。従来あったJR富山港線を路面電車規格にして、本数増や乗車しやすくすることによって使いやすくすることで乗客増を成し遂げました。
前期の2016年度(第13期)は純利益1700万円・利益剰余金▲2300万円、前々期の2015年度(第12期)は純利益2100万円・利益剰余金▲4000万円であったことから、着実に設備投資金を償却しつつあります。
ただし、富山ライトレールはインフラと車両のランニングコストについては富山県からの補助を受けており、それも含めた数字であることに注意が必要です。