東急不動産ホールディングス傘下の株式会社東急ハンズは2017年度(経済用語では2018年3月期といいます)の決算を発表しました。
それによると、今期の純損失(赤字)額は8億9200万円を計上、利益剰余金(これまで貯めているお金のこと)は114億8600万円でした。
東急ハンズは名前の通り、首都圏に地盤を持つ東急電鉄グループの一員です。
東急ハンズは非常に多岐にわたって商品を展開する総合雑貨店で、食器やインテリア雑貨などの一般市場品から、職人が使うような工具やホビー・クラフト用品なども販売している専門性の高い店舗です。セブン&アイグループにも同様の形態店として「Loft」があります。
大阪では首都圏からの移住者が多く、東急ブランドが強い江坂にまず出店、その後大阪の一等繁華街である心斎橋へ、そしてあべのキューズモール(東急系列が開発)のある阿倍野・天王寺へと出店してきた経緯があり、東急の名前があまり浸透していない大阪でも着実にブランド力を構築しています
ただ、前年度には3億円の黒字を計上、今期の業績予想は当初9億円の営業利益を見込んでいましたが、実際には営業利益3億7600万円、最終的な当期純損失は8億円を計上しています。
これは12億円近くのかなり大きな特別損失を計上している関係でそうなっており、この内訳については詳しく記載がありません。