玩具量販店である「日本トイザらス株式会社」は、2023年度の決算を発表しました。
それによると今期の売上高は885億400万円、純損失(赤字)額は69億200万円、利益剰余金(これまで貯めている預金や不動産などの資産)は▲12億3300万円でした。
年度比較
決算年度 | 売上高 | 純利益 | 利益剰余金 |
2018年 | 1394億5300万円 | 22億7400万円 | N/A |
2019年 | 1301億6300万円 | ▲33億6500万円 | 142億6900万円 |
2019年 | 1092億3300万円 | ▲5億7700万円 | 136億9200万円 |
2020年 | 1040億1100万円 | ▲8億5400万円 | 128億2400万円 |
2021年 | 992億5600万円 | ▲2億7400万円 | 125億6200万円 |
2022年 | 969億2200万円 | ▲68億9300万円 | 56億6900万円 |
2023年 | 885億400万円 | ▲69億200万円 | ▲12億3300万円 |
※万円以下は切り捨て、▲はマイナス
う~ん…厳しいですね。今期は利益剰余金がマイナスになってしまいました。
売上高も1000億円を割っており、赤字もかなり大きくなっています。
解説
トイザらスは米国発祥の玩具量販店ですが、日本では日本マクドナルドの生みの親である「藤田田」氏が1989年に米国本社と提携して日本法人「日本トイザらス」のフランチャイズ店舗を作ったところからスタートしました。
藤田氏は「MTB構想(マクドナルド・トイザらス・ブロックバスター)」を掲げましたが、この内レンタルビデオ事業のブロックバスターはゲオへ売却。
現在はマクドナルドとトイザらスが当時のままの屋号で営業を続けています。
2017年に米国法人は倒産しましたが、「Toys”R”Us Asia Limited(トイザらス・アジア・リミテッド)」という香港の企業が株式を承継し、現在も営業を続けています。