「トウキョウリンカイコウソクテツドウリンカイライン」でおなじみの東京臨海高速鉄道株式会社が、2024年度の決算を公式サイト内で発表しました。
それによると、今期の売上高は191億2800万円、純利益(黒字)額は34億9700万円、利益剰余金(これまで貯めているお金のこと)は▲316億2500万円となりました。
昨年度との比較

当期純利益 | 利益剰余金 | |
2021年度 | ▲20億1100万円 | ▲390億7700万円 |
2022年度 | 7億9300万円 | ▲382億8300万円 |
2023年度 | 31億6119万円 | ▲351億2265万円 |
2024年度 | 34億9700万円 | ▲316億2500万円 |
今期も黒字を確保しています。しかし流石、お台場の交通を一手に引き受けるだけあり黒字額も大きいですね…。
このペースなら、あと10年程度で建設時の借金を返し終え、完全黒字化にこぎつけそうですね。

東京臨海高速鉄道は、お台場方面への路線を保有する第三セクター鉄道です。
JR東日本と相互直通運転を行い、大崎から東京ビッグサイト(国際展示場)を抜けて新木場へ到達する路線を保有しています。
コミックマーケットや各種企業展示会などで乗車された方も多いのではないでしょうか。
2025年10月以降から新車「71-000形」が投入される他、これまで使用してきた70-000形をJR九州へ売却したことが大きく話題になりました。
71-000形の投資費用は4編成で77億8900万円で、決算書にも随時反映されるものとみられます。