香川県の高松市をメインに運行する「ことでん」こと高松琴平電気鉄道株式会社が2021年度(経済用語では2022年3月期といいます)の決算を発表しました。
それによると、今期の営業収益(売上高)は29億円、純損失(赤字)額は1億3800万円、利益剰余金(これまで貯めているお金や棚卸資産、土地の評価額などのこと)は5億9000万円となりました。
前年度との比較
売上高 | 当期純利益 | 利益剰余金 | |
2016年度 | 34億7600万円 | 1億4400万円 | 不明 |
2017年度 | 36億円 | 1億2500万円 | 6億9500万円 |
2018年度 | 35億600万円 | ▲1億6300万円 | 5億3100万円 |
2019年度 | 38億8700万円 | 2億7600万円 | 8億700万円 |
2020年度 | 28億810万円 | ▲1億400万円 | 7億2900万円 |
2021年度 | 29億2000万円 | ▲1億3800万円 | 5億9000万円 |
※万円以下は切り捨て
※▲はマイナスを表す
前年に続き、2年連続の赤字決算となっています。
高松琴平電気鉄道は関連会社である「コトデンそごう」の経営危機を受けて、2001年に民事再生法を申請、新たに「ことでん」として加ト吉の支援を受けて経営再建を成し遂げた過去があります。
税制面での優遇措置を受けることを目的に、昨年には資本金を9000万円へ減資しており、現在は中小企業扱いとなっています。