岐阜県を地盤とし、近年その杜撰な管理体制から「令和の朝倉軌道」と話題になった西濃鉄道が、2021年度の決算を自社Webサイト上で発表しています。
それによると、今期の営業収益(売上高)は2億4027万円、純利益(黒字)額は1356万円、利益剰余金(これまで貯めているお金や棚卸資産、土地の評価額などのこと)は4億8266万円でした。
前年度との比較
当期純利益 | 利益剰余金 | |
2020年度 | 472万円 | 4億7210万円 |
2021年度 | 1356万円 | 4億8266円 |
前年度との比較。堅調な数字を出しています。
また内訳は公開されていないものの、営業外収益も994万円を計上しています。
解説
西濃鉄道は、岐阜県西濃地域にて石灰石を輸送する貨物専業の鉄道会社。名前が似ている西濃運輸とは関係がありません。
JR東海の美濃赤坂駅にて接続しています。
冒頭でも書きましたが、2021年に中部運輸局からずさんな管理体制を指摘され、「令和の朝倉軌道」という不名誉な名称を得たことで、鉄道ファン界隈でも一躍話題となりました。
しっかりと稼いでいる姿も往年の朝倉軌道と同じですね。
関連リンク
参考文献
西濃鉄道「2021年度 賃借対照表」