和歌山電鐵、1500万円の赤字計上(2022年度)

和歌山市内を東西に走り、ねこの駅長で有名な和歌山電鐵株式会社が2022年度の決算を発表しました。

それによると今期の純損失（赤字）額は1536万円、利益剰余金（これまで貯めているお金や土地資産などのこと）は▲1億3749万円となりました。

比較

過去3年との比較。今期は赤字転換となっています。

概要

和歌山電鐵は、和歌山駅から貴志駅間を結ぶ岡山電気軌道の子会社です。

元々は南海電鉄管轄の貴志川線というローカル線でしたが、売上が3億円に対し費用が8億円と厳しい環境にあったことから、一旦は南海が廃止を表明します。

ところが、存続を願う地元運動が活発化。最終的には岡山電気軌道がスポンサーに名乗りを挙げて同社傘下に収まった経緯があります。

その後は駅長に猫の「たま駅長」を起用したり、電車にかわいいラッピング・内装リニューアルを行うなどして沿線の活性化に尽力するなど、絶えず営業努力を続けています。

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