主に低床路面電車「リトルダンサー」を制作するアルナ車両株式会社が、2018年度(経済用語では2019年3月期といいます)の決算を発表しました。
それによると、今期の純利益(黒字)額は1億3136万円、利益剰余金(これまで貯めているお金や棚卸資産、土地の評価額などのこと)は12億8584万円でした。
かつては「アルナ工機」として主に阪急や東武車両の製作を全て担当してきたメーカーでしたが、両社ともにあまり車両を発注しなくなり、債務超過(借金が資産を上回る状態)に陥った結果、新たに「アルナ車両」として再出発した経緯があります。
現在は阪急車両の艤装を担当する他、LRV路面電車「リトルダンサー」の製造がメインとなっています。写真の阪堺電気軌道1001形「堺トラム」の他、富山地鉄T100形、札幌市交通局A1200形「ポラリス」などがあります。