金券ショップ販売大手の株式会社甲南チケットが、2019年度(経済用語では2020年3月期といいます)の決算を発表しました。
それによると、今期の純利益(黒字)額は7000万円、利益剰余金(これまで貯めているお金や棚卸資産、土地の評価額などのこと)は10億8400万円でした。
昨年度との比較
当期純利益 | 利益剰余金 | |
2017年度 | 1400万円 | 9億5300万円 |
2018年度 | 5900万円 | 10億1300万円 |
2019年度 | 7000万円 | 10億8400万円 |
前年度との比較。前年度から小幅続伸となりました。
甲南チケットは大阪を中心に近畿圏と東京に36店舗を置く金券ショップ販売の大手企業です。鉄道系切符の他にも切手やコンサートチケットの販売もしています。
これまで株式会社オリエントコーポレーションの連結子会社である株式会社オートリが全株式を保有している子会社でしたが、2018年6月に富岡開発株式会社に譲渡されることとなり、それにあわせて大阪にあった本社を長野県へと移設しています。
2018年10月からJR西日本では「昼間特割きっぷ」の廃止をはじめるなど、同社の主力商品が削られることへの影響もあると思われましたが、今期に関しては黒字を維持しているようです。