少し古いデータですが、日本一稼ぐ第三セクター鉄道として有名な智頭急行株式会社が2016年度(経済用語では2017年3月期といいます)の決算を公式サイト内にて発表しています。
それによると、2017年3月期の純利益(黒字)額は2億7116万円、利益剰余金(これまで貯めているお金のこと)は48億7672万円でした。
智頭急行は、鳥取県の智頭駅から兵庫県の上郡駅までを結ぶ鳥取県などが支出する第三セクターです。智頭が山陰側、上郡が山陽側と最速の「陰陽連絡線」として機能しています。
日本一稼ぐ第三セクター鉄道である智頭急行は、この区間を結ぶ「スーパーはくと(HOT7000系)」が大黒柱となっています。また、JR線からはキハ187系「スーパーいなば」も乗り入れてきます。
同じく優良な第三セクター鉄道であった北越急行は北陸新幹線開業に伴いその勢いを失ってしまいましたが、こちらは代替路線計画もなく、今後も順調な利益を上げていくものと思われます。