先日神戸市交通局へ移管された北神急行電鉄株式会社が2019年度(経済用語では2020年3月期といいます)の決算公告を発表しました。
それによると、今期の純利益(黒字)額は4億1800万円、利益剰余金(これまでの借金)は▲346億7900万円でした。
当期純利益 | 利益剰余金 | |
2017年度 | 1億3500万円 | ▲279億1300万円 |
2018年度 | ▲73億5100万円 | ▲350億9800万円 |
2019年度 | 4億1800万円 | ▲346億7900万円 |
過去三年の比較。
さようなら北神急行
北神急行電鉄は単年度の利益こそ1億円の黒字でしたが、累積の債務が280億円近くありました。(=全て返し終えるには280年かかる計算)
また、神戸市交通局が谷上駅までの一体化による運賃低廉化を狙っていたこともあり、2020年5月末をもって北神急行電鉄株式会社としての運行は終了しました。
つまり、年間での決算は今期が最後ということになります。